ミヤザワケンジ グレーテストヒッツ 高橋源一郎

ミヤザワケンジグレーテストヒッツ

宮沢賢治の物語を換骨奪胎した形で集めた短編集。「注文の多い料理店」「飢餓陣営」「永訣の朝」「プリオシン海岸」「やまなしークラムボン殺人事件」「水仙月の四月」が気に入った。
高橋源一郎って長編になると地上から20センチ浮いてるようなお話が続くのだけど、この本は地に足がつきそうな短編が多かった。どの短編が良かった? って、人によって違ってくるだろうと思う。
この人の詩情はなかなか曲者だよな。巧みだ。

PDA遍歴

ここ数年、つうかパソコンを買ってしばらく我慢したけど、買ったのがiMacで、あまりにもキーボードがヘタレ過ぎて(あれで文字が打てる人は気違いだと思えるほど酷い)、いくつもキーボードを変えたあげく、結局デスクトップパソコンで文字を打つのを諦めました。文字は打てるけど小説は書けない。あと、うちに帰ってきたらネット見てしまって仕事にならない。意思が弱すぎるのが問題だけどそれは置いておいて。
キーボード系のモバイル端末が現行機種は存在しないので、過去の機種の話になってしまうのだけど、まあいいや。
ちなみにリナザウは魅力的だけど、キーボードがないので却下。キーボードのないものはサラリーマンのおもちゃでしかないと思っています。(会社人間ってつくづくオナニー好きだなあ)

  • PowerBook1400

99年頃にiMacを買い、2000年頃にはPowerBook1400を手に入れました。
http://www.apple.com/jp/datasheet/powerbook/pb1400.html
このキーボードは最高に調子がよくて、最初は持ち歩いていたのですが、あまりにも重たくて断念。その後、ずっとサイトの更新に使用していました。以前の日記は膨大で毎日かなり書いていたものですw

http://prodb.matsushita.co.jp/product/info.do?pg=04&hb=AL-N1T512J5
これ、軽くて小さくてマシン的にはとても良かったんだけど、キーボードが酷い。本当に酷いんですね。キーを押すときにごちっと押さないとダメで、タッチが硬すぎる。なんとか使ってたんだけど、半年ぐらいで、もうダメだ!とキレました。CPUの問題ではないんです。

NECのサイトが見つからないので記事もの
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0425/gyokai58.htm
キーボード、これがすこぶる調子いい。予備機(ドスモバ)まで買って使用してた。今でも携帯文字打ちはモバギが最高ではないのかと思ってしまう。重さはやはりちょっとずっしりしてデカい感じがするんだけど、文字を打つために必要最低限なものが揃ってて、モバギは今パソコン界から忘れ去られたものが、揃っていた感じがする。

http://www.pdabiz.jp/products/sig3/index.html
生産も中止されて、中古は高値が付き、市場からも徐々に減ってきた名器。ここ3年ぐらいはずっとこれで文章を書いています。ポケットに入る大きさで、文章を書くために必要なスペックは揃っているし、お絵描きもできるし(一応)音楽も聴ける。ネットにつなげることもできるし、なんでもできる良いマシンです。
なんていうか、パソコンって、OSっていうものがウザい。窓なら特にしょっちゅう重要なアップデートしなければならないし、ウイルスなんてものもあるし。すべてのパソコンが組み込み系のOSになればいいのにと思うのですが、市場は長大重量のOSとめんどくさい手続きばかりを求めていて、そんなのどっちが道具だか分からないようなものはなくなってしまえばいいと思うのだが、「Winで一番優れたOSはなんですか?」と聞かれたら、CEって答えるね。間違いなく。

  • 文豪 ARDATA

http://www.nec.co.jp/bungo/10info/release/cat_ar2.html
http://www.ceres.dti.ne.jp/~t-hada/ardata.html
http://www.asahi-net.or.jp/~ft1t-ocai/jgk/Jgk/Public/Other/Kito/writin_mobile.html
そんな中、ジャンク屋の軒先にひと月ぐらい前に置いてあったのを見つけて気になってて、先日、また秋葉行ったらまだ置いてあるのな。3500だったか4000円ぐらいで。思わず買ってきました。
ワープロ機種です。ずいぶん前に(モバギさがしてる時に)見たときはかなりの値段がついていて、うんざりしたし、ちょうど、今更ワープロなんてなど考えてたので、ずっとスルーでしたが見つけてしまったからには手が出てしまいます。
というのは、いつも横書きで書いてたものを縦書きにして見た時に、うんざりするってことないですか? 僕はあります。あまりにも酷い。急に魅力がなくなってしまうような気になってしまう。元々文章は下手なので、どうしようもないのですが、それ以上に幻滅してしまうんです。そういや、これって、昔ワープロで書いてた時ってそんな印象などなかったなと思ったのが先日。書いたものをプリントアウトしようとしてインデザインで編集しながら文字修正してた時に、すごく見やすかったというのがあります。京極夏彦がインデで作業してるっていう話を読んだ時には「何スカシてやがる」と思ってたけど、案外、これがいい。パソコンのデスクトップに綺麗な文字の縦書きのテキストが一望できるってすごく集中できるんですね。かなり盲点でした。
で、なんていうか、縦書きの表示してくれるエディタをずっと欲しかったんだけど、使えるのって実際問題、ないんだよね。エディタは基本的に横書きだから。縦書きはパソコンのソフトでも苦労する始末。ワードとか一太郎とかは使う気にはなれないし。。。もし自分がプログラミングできるなら、まず縦書きエディタ作りますね。今いくつかあるダサいデザインではないエディタを。。。OSのウィンドゥの制限に縛られて無理そうだけど。
余談は置いておいて。そうそう。文豪 ARDATAは電池駆動で20〜40時間持つっていうのも魅力。
シグマリの一番の問題は電池がだいぶヘタってきて、一日中持ち歩いていたら、いいところで電池が切れるっていうところでしたので、乾電池はどこでも手に入るから安心。それに、コンパクトフラッシュにテキスト保存したらパソコンでも見れるから、その後の修正も簡単。

まあ、なにはともあれ、ワープロをしばらく使ってみます報告でした。
(つかってみて、ダメだったらまたシグマリに戻ろう)

物書き日記

久しぶりにここに書きます。全然日記ではない。
6月中はずっと書いてました。150枚ぐらいになってしまったんだけど、おもろいのかおもろないのか最後にはわからなくなりました。あはは。ずっと頭がそっちの方に向いて行ってさすがに疲れました。へとへと。

君が眠っている姿をみていたら

 すやすや吐息がまるで静かな湖畔に立たずんだときのような感情を抱かせる。ねえ。いつまで寝てるの?
 そろそろ起きないと仕事に間に合わなくなってしまうよ。朝は短いし夜も短いのだから。君がそうして眠っている間にいろんなことが過ぎ去ってしまうよ。
 でもね。ずっと君と一緒に眠っていたい。
「この世は夢。下天の内を比ぶれば」
「そんなことを言うもんじゃないのよ。心臓の音が聞こえている限り眠ったりしないの。ねえ、旅に出たいな」
「旅? どこか遠くに?」
「うん」
「じゃあ、電車に乗ってどこまでも行こうよ。海を渡り虹の向こうに」
 ぎゅっと君が手を握りしめるのを感じる。
 ああ、そうか、いつの間にか眠っていたのは僕のほうだったんだ。手があったかいなんて忘れていたよ。眠っている君が起きていて、起きてるとおもてた僕の方が、ずっと眠っていたみたいなんだ。
 君の胸で抱きしめて僕を目覚めさせてくれないか。そう、そうやって、ね。

ライブ行きたい

6月4日(土) 5:30PM
バディ・ガイ/ノース・ミシシッピ・オールスターズ/麗蘭/他
http://t.pia.co.jp/news/ad/blues/blues.jsp
おいらはノース・ミシシッピ・オールスターズと麗蘭を観に行く。
ノース・ミシシッピ・オールスターズはロバートランドルフとジョンメデスキーの「the Word」をやってたらしい。
「the Word」 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005M98F/ref=pd_sim_dp_2/t/250-9180153-1352264
と思って検索してたら、わーい! おいらの大好きなアメリカンロッカーのjohn hiatthttp://www.johnhiatt.com/)ともうすぐ発売される新アルバムで競演してる!!
http://www.buffalo-records.com/top-main.html
のジョン・ハイアット「マスター・オブ・ディザスター」で視聴ができる!(日本版販売してくれるところあったのがびっくり)

7/10日
吾妻光良&THE SWINGING BOPPERS guest:Leyona
http://www.net-flyer.com/s/d.php3?search=place&live_no=2647&live_det_no=1&prtner=0
ゲストがLeyona
http://mixi.jp/view_event.pl?id=874161

Leyonaはすごい良い声してるから楽しみ。
http://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/leyona/

おっと忘れてた。

ライトニング・イン・ア・ボトル
http://www.baustheater.com/bluesp
も観に行きたい。〜6/10まで

ルーツ系ロックに興味ある人、一緒に行きませう。おら一人でもいくよくるよ。
お。小島麻由美 guest:菊地成孔クインテッド・ライブ・ダブ も気になる
http://www.net-flyer.com/s/d.php3?search=place&live_no=2720&live_det_no=1&prtner=0

行ってみたい人は連絡ちょ。
katsumisaikiアットhotmail.com

作家別書籍所有率調査

ことこさん(id:kotoko)とこで知った作家別書籍所有率調査。
http://wakaba.tv/book/
やってみた。
せっかくなのでひとことづつコメントつけて行こう。面白かったのは◎つけるよ

                                                                                                              • -

京極夏彦 ○一冊だけ。人殺しができるね、あの本の厚さなら。だらだら説明がだるい。
森博嗣 △キャラクター小説
夏目漱石 ◎読めば読むほど面白い
アガサ・クリスティ ×急行のやつよんだけど、ミステリーはたいくつ
筒井康隆 ◎どんな脳味噌してるんだ。すごい面白い
舞城王太郎 ○阿修羅ガールはさいごまで読めた。他のものに手をだしたら、途中で飽きた
星新一 ×面白いとはおもうけどあまりあわない
村上春樹 ◎最近は×世界の終わりとねじまき鳥は◎。翻訳がすごいいい◎◎
江戸川乱歩 ○人間椅子かやはり
芥川龍之介 ○なつかしいなあ。昔読んだ
手塚治虫 ◎やっぱり外せない
太宰治 ○河童がおもしろい。メロス嫌い
コナン・ドイル △面白かったけどはまらない
アイザック・アシモフ △いくつか読んだ。面白かった
宮沢賢治 ×日本的な感性勝負は苦手。
栗本薫 ◎グインのみ
山田風太郎 ◎天才馬鹿(ほめ言葉)
ハインライン △面白かったけど
J.D.サリンジャー △ポールオースターはうまくサリンジャーを換骨奪胎してるね
高橋留美子 ◎めぞん一刻 人魚 ラムちゃん
清水義範 ○国語入試問題必勝法 中学生の頃
司馬遼太郎 この国のゆくえ<どうなるんでしょうねえ どうにもならないでしょうねえ
高村薫 △おとこくさい
藤子不二雄 ○時々◎
萩尾望都 ◎残酷な神はトラウマ
スティーヴン・キング ×翻訳が糞つまらない評論系は◎
新井素子 買ったはずだけど読んでないと思う
吉本ばなな ○キッチンとかキッチンとか
安部公房 △読むとピンクフロイドを聴きたくなる。クリムゾンではない
松本清張 歴史に関する考察モノがいいね
三島由紀夫 ×あわない。いくつか近代能楽集とかは◎
夢枕獏 △どちらかというと菊池派だった中学生 螺旋はよかった◎
村上龍 △音楽の彼岸は◎
遠藤周作 ○重厚なクラッシック
川端康成 ◎大好き。かなりはまる
森おう外 △理知的なところがあわない
大江健三郎 ◎ケツにキュウリ
養老孟司 買ったはずだけど読んだ記憶がない
池波正太郎 司馬遼太郎とごっちゃになってどっちがどっち
谷崎潤一郎 ◎やはりおもしろい
菊地秀行 ○新宿は怖いところだと思います
桐野夏生 ×読んだ短編が糞詰まらなかったからout読む気がしない
ミヒャエル・エンデ 寓話集を買って何度も挑戦したものの挫折。そのうち読むでしょう
山田詠美 ○蝶々
フランツ・カフカ ◎城はどこだ。かなりはまる
レイモンド・チャンドラー たいくつ
大友克洋 ○アキラと童夢は◎短編はアイデア倒れ
サン=テグジュペリ ふーん
アルベール・カミュ ○若い。若い。ハチクロ読んでるみたい
士郎正宗 ◎攻殻、次の巻まであと8年!?
アーネスト・ヘミングウェイ ◎新潮から出てる高見浩の訳がすごくいい。全短編集おすすめ
ドストエフスキー ◎ひとりうつうつと俺は誰だ
ジュール・ベルヌ △子供の頃とても楽しんだ
ヘルマン・ヘッセ △大人になってから読むと、ふーん。時期を逃した
宮本輝 ◎泥の河は◎
吉川英治 ○とりあえず三国志
井上靖 ○とりあえず敦煌
橋本治 ×手にした短編集がひどく詰まらなかった
山岸凉子 ◎人ごととは思えない
高橋源一郎 ◎やるな、おっさん
立花隆 なんか買ったはず
谷川俊太郎 ○あったはず。言葉の可能性を考えさせられる
内田春菊 ○いくつか面白く読んだ
岩井志麻子 ◎しばらくはまってた
井伏鱒二 ○文章がきれい
横山光輝 ○とりあえず三国志
島田雅彦 △あわない。いくつか面白いのもあった
アンデルセン いろんな翻訳がでてるね。もしかすると図書館から借りたものかも
O.ヘンリ おーへんり
中島梓 △超人的だな。この人は
大島弓子 ◎乙女!少女!猫!
紫式部 ◎いつか現代語訳してみたい
高村光太郎 おぼっちゃま
瀬戸内寂聴 なんかあったような
トーベ・ヤンソン ムーミン
ニーチェ ○にーちぇ
トルーマン・カポーティ ◎短編がすごく上手い
トルストイ △ロシア名は長くて大儀
池田理代子 ○おすかるー
大和和紀 ○顔がいっしょ
マイケル・ムアコック ◎すごく面白い。とても面白い
グリム兄弟 あったはず
ディック・ブルーナ ◎大好き
サマセット・モーム なんだっけ
清少納言 △源氏が好き
ローラ・インガルス・ワイルダー 懐かしいなあ。まだNHK再放送してるかな
トーマス・マン 魔の山
ナボコフ ◎ロリータはロードムービー
チャールズ・シュルツ ほのぼの
ジョルジュ・バタイユ ◎マンコに目玉

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リストから漏れた作家

笙野頼子 ◎この人の世界構築が素敵
トールキン なんだかんだと言っても面白かったよ指輪
吉本隆明 ◎なんだかんだと面白いんじゃない?この人は

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と、ここまで書いて、さっき間違って消してしまったのでもう一度書いた。ばかみたい。。。
基本的にはミステリーと歴史モノは読めない人ですから、どうしても票は偏ってしまう。

個人的には ポール・オースター ミラン・クンデラ サド マゾッホ メルヴィル レイモンド・カーバー ボルヘス マルクス 魯迅 聖書 中上健次 吉行淳之介 池澤夏樹 椎名誠 開高健 柄谷行人 蓮實重彦 内田樹 東浩紀 あたりは入れてもよかったんじゃないかなとか思ったりして。。。