「呪殺・魔境論」

鎌田東二著 集英社
http://www.s-book.com/plsql/com2_detail?isbn=4087747077
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9978653953
「魔」とは何か?という問いを宗教哲学から論考した本。感想、書きにくいなあ。。
というのも、霊的な修行なんて積んだことないし、著者の語る「魔境」の実感(はあるのだけど、それを「魔境」という言葉で表す素地がないので)をどのように判断してよいのか困ると言えば困る。ただ、グルの在り方、魔に対する構えとか認識の在り方などは、非常に参考になる。
第3章の神秘体験と性という部分は、オウムが人々を虜にしていった過程が想定できていい。いろいろ「なるほどなあ」と思う部分はあったのだけど、それを語る言葉が見つからないのが悔しい。こないだ読んだ本の「イケイケドンドン」より具体的な内容なのだけど。。。むーん。