ROBERT JOHNSON「コンプリートレコーディング」

ロバジョン

音はここhttp://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=199604&GOODS_SORT_CD=101
で聞ける。
生涯についてはhttp://lion.zero.ad.jp/~zau70206/r1000robert-johnson.htmlが詳しい。

最初に聴いたときはたまたま寮の隣の部屋に住んでいる人が古いロックンロールが好きで、彼が「こんなの買ったんだ」というのを借りて聴いたのが始まり。
暗ーいでしょ。もう。一聴してウワー、重てぇっ!て感じではあったんだけど、じっくり歌詞を聞き込んで行くと、だんだんその比喩の世界に嵌まり込んでいった。
だいたいエロいんですわ。「蓄音機ブルース」ってなんで蓄音機がセックスの比喩なんだ?とか。赤い小エビのブルースとか。また逆に「ヘルハウンド・オン・マイ・トレイル」って、地獄の番犬が跡を付けてくるって。お決まりっていえばお決まりだけど、SEX&DEATHの世界。あとは当時の日常が浮かばれる詩に魅了された。NHKアーカイブの「映像の世紀」ならぬ「音楽の世紀」というのがあったなら、必ず入るであろう1枚(CD2枚組)。

  • 全部で41曲しかないんだけど、それぞれ秀逸なカバーバージョンが存在していて、「クロスロード」「ラブ・イン・ベイン」とか60〜70'ロック側からの引用に使われる。
    • もちろん現在でもブルース演奏家にもよく使われてて、「スイートホーム・シカゴ」なんかは耳にタコ状態でもある。一曲ずつ書いてもいきたいんだけど、そしたら41日かかるじゃん、ってことで。またの機会に。