Robert Lockwood Jr. 「Steady Rollin' Man」

Steady Rollin’ Man

ロックウッド Jr.かJr.ロックウッドか。たしか、いつぞや「ロバジョンがらみでオレを語るのはヨセ!」っていうんで、ロックウッド Jr.ってしたんだったはず。どっちでも一緒なんだけど。
LITTLE WALTERのバックの録音で耳にした、ジャジーこぎみいいオブリガードを入れてた人だったんだけど、ロバートジョンソンの義理の息子で、ロバートジョンソンがロックウッドの母と一時期つきあってて、本人からギターを指導してもらったというんだけど、あれー。計算してみる。ロバジョンは30前に死んでて、15〜16の息子がいるってことはー。とか考えても、あ、でも30代後半だったら、15ぐらいの息子がいてもおかしくないか。だったら許容範囲。もやもや。閑話休題
で、思うに、このロックウッドとオーティス・スパンとACESというバンドとがシカゴブルースの屋台骨を作ったというのも過言ではなくて、マディー・ウォーターズやウォルターなんかを支えてた。もちろんそれぞれが単独アルバムを出してたりするけど、いわゆるシカゴブルースというのは、その近辺の人脈なのかなあと思う。

シカゴブルース=チェスです。

とまあ。シカゴブルースっていうのは一口に言っても、ほんとうはもっと様々な形があったはずだろうけど、チェスレコードに残ってる音源をたどっていけば、だいたいこの近辺に終始してる。と、なんでこんなことを考えたかというと、日本で「ブルースやってます」って言う人は、モロこのロックウッドマナーを勉強しているんで、逆に辟易してる部分もなきにしもあらず。もちろんロックウッドはかっこいいし、凄い人だけど、ブルース=ロックウッドマナーではないとも思う。まあ最近は違ってきたと思うが。。。74年(だったかな)の来日ライブ録音盤があって、それがとても凄くよいアルバムだったから、日本のロックウッド神話が培われたのだろうけども。
そう。神話とか伝説の世界の話なんだよなあ。ほら、ジミヘンがまだ生きてて精力的にアルバム出してたら、すごいじゃない?なんかそんな感じがする。


ここが詳しいhttp://www.craftone.co.jp/solo_flight/guitarist/loclwood,r/
音源見つからないんで、新しめの録音から。
http://www.telarc.com/gscripts/title.asp?gsku=3509&mscssid=GV0E92GTXMRB9K92W5A1LVX0B1X7ED8D
90歳越した録音。12弦ギターの弾き語り。やっぱすげーや。