世界の中心で愛を叫ぶ

セカチュー(映画)を観た。
生まれ育った街の隣町が映画の舞台になってたらしいと聞いてから、ずっと観たかった。
映画を観ながらロケ案内の地図のサイトを開いて、ああ、あのあたりなんだろうなあと場所を思っていた。お祭りのシーンが、お祭りの囃子がとてもなつかしい。そう、あんな音とあんな祭りだった。ただね、86年のあのあたりには、アボリジニなんて知ってる高校生なんて居なかった。あんな可愛い子なんて居なかった。髪を剃った頭があの子に見えた。なんかね、自分の感情の方に焦点が集まって、映画はどうでもいいような筋よりも懐古的な感情に突き動かされて、揺れた。

筋、なんじゃい、それは! テーブルがあったらひっくり返すぞ!
結婚するようなカップルで、相手の足が悪いのなら、その悪くなった時の話を聞いたりするんじゃないのか。故郷が同だったら尚更。テープを持ってゆこうとするぐらいの思いがあるんだったら、とっくに話してる話ではないのか! 甘い。甘い。人間に行動に関するリサーチも何もない。こんな筋でお金取ろうっていうのか! そこら辺のテキストサイトや創作サイトでもありそうな話ではないか! ばかたれー!!

でも、ちょっと泣いた。