ロード・トゥ・メンフィス

観てきました。
http://www.blues-movie.com/
http://www.baustheater.com/bluesp.htm

昨日のライブ付きの時間に間に合わなかったんで、今日(18日の夜)行ってきました。
前の「ホワイトブルース」の回より俄然こっちの方が良かった。
ボビー・ラッシュ(http://welcome.to/bobbyrush)とB.B.Kinghttp://www.bbking.com/)(http://www.hmv.co.jp/news/newsDetail.asp?newsnum=304230061)を中心にメンフィスにまつわるミュージシャンの現在の姿を追ったストーリーでした。
もちろん過去の映像なども挿入されるんだけど、ボビー・ラッシュは、今のチトリンサーキット(クラブハウス巡業)を回ってるので、「今現在のリアルブルース」という視点があり、とても良かった。
ロスコ・ゴードン(50年代のR&Bシンガー)の死ぬ6週間前の映像(すごく良い声してた)とか、ボビー・ラッシュのバスでの日常、B.B.Kingの豪奢なバスや若い頃いたラジオ局での思い出話とか、エルビスのプロデューサーとアイク・ターナーティナ・ターナーの元旦那。R&Rの生みの親)のスタジオでの話とか、リトル・ミルトンが出てきたり。
なにせノッケから、ボビー・ラッシュのエロエロ全開のライブシーンだから、インパクト十分。
選曲や人選をすごく考えてる。エルビスのプロデューサーとアイク・ターナーって組み合わせなんて、ブラックとホワイトの繋がりの始まりの地点がそこにある訳で、すごくいい企画だと思った。
あと、何が良かったかっていうと、最後にメンフィスに集まってのライブがあるんですよ。B.B.の「Thrill Is Gone」なんかをやってる訳よ。これがまた良くて。B.B.が何故すごいかっていうと、同じ曲をやってるのに、ぜんぜん昔のアレンジと違ってきてるってことで。何年か前に日比谷の野音で見た時から更に進化してて、ちょっとヒップホップに近い感じになってたりする。歌をちょっと投げやりな感じで語りに近い歌い方で、リズムもちょっとドスが効いた跳ねるようなリズムだったりして残ってる昔の録音とかよりもっと現代的な感じがする。むちゃカッコいい。その最後のライブは、涙モノでした。マジカッコイイ。
涙でてきました。